お金を引き寄せる人の習慣3選|脳科学で解説
「なぜあの人はいつもうまくいくんだろう」と思ったことはないだろうか。収入も仕事の量も大差ないはずなのに、片方はどんどんお金が集まり、もう片方はなんとなく足りない感覚が続く。その違いは「才能」でも「運」でもなく、日常の習慣と思考パターンにあることが、脳科学と量子論の研究から明らかになってきている。
この記事では、小森圭太著『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』第4章「幸せなお金持ちが実践していること」をもとに、お金を引き寄せる人と遠ざける人の習慣の違いを解説する。さらに、同じテーマを深く学べるAudibleおすすめ書籍3冊も紹介する。
この記事でわかること
- お金を引き寄せる人と遠ざける人の決定的な思考の違い
- 幸せなお金持ちが実践している3つの日常習慣
- 今日から始められる「豊かさの回路」を作る方法
お金を引き寄せる人と遠ざける人の違いとは
お金を引き寄せる人と遠ざける人の違いとは、「幸せをいつ感じるか」のタイミングのことだ。
多くの人は「成功したら幸せになろう」と思っている。お金が貯まったら、昇進したら、副業が軌道に乗ったら——という条件付きの幸せを設定し、今は我慢するという生き方だ。
一方、幸せなお金持ちは**「今すでに豊かだ」という感覚を先に持つ**ことで、結果としてお金も運も引き寄せている。これは精神論ではなく、脳のRAS(網様体賦活系)というフィルター機能で説明できる。
RASとは、膨大な情報の中から「自分が今注目していること」に関連した情報を優先的に認識するシステムだ。不安や欠乏感を抱えていると、脳はリスクやネガティブな情報を拾い続ける。豊かさや感謝を感じていると、チャンス・縁・ひらめきが目に入りやすくなる。つまり、感情状態が現実の見え方そのものを変えるのだ。
幸せなお金持ちが実践している3つの習慣
習慣①「今、ここ」に豊かさを見つける
お金を引き寄せる人は、「将来豊かになるために今を犠牲にする」という発想をしない。代わりに、今この瞬間の小さな豊かさに気づく習慣を持っている。
コーヒーの香り、晴れた空、仕事でひとつうまくいったこと——そういう日常の細部に「十分あるな」という感覚を積み重ねることで、脳の認識のフィルターが「豊かさ寄り」に設定されていく。これが潜在意識の書き換えにつながる。
実践法:朝起きてすぐ、「今日すでにあるもの」を3つ口に出す。大きなことでなくてよい。布団が温かい、健康でいる、今日も仕事がある——この30秒の習慣が、脳の起動状態を変える。
習慣②身体から「豊かな状態」を先に作る
「意識が身体を動かす」と思われがちだが、実際は身体の状態が意識を引っ張ることも多い。
猫背で俯いていると、脳はストレス状態と判断してコルチゾールの分泌を増やす。逆に、背筋を伸ばして深呼吸するだけで、自律神経が整い、前向きな判断がしやすくなることが研究で示されている(ハーバード大学のエイミー・カディによる「パワーポーズ」研究など)。
幸せなお金持ちの多くが朝のルーティン(瞑想・運動・日記)を持っているのは、単なる気分転換ではなく、身体を通じて「豊かな意識状態」を意図的に作り出しているからだ。
実践法:朝5分、鼻から4秒吸って8秒かけて口から吐く「4-8呼吸法」を行う。これだけで副交感神経が優位になり、1日の出発点が変わる。
習慣③お金に感謝する「マネーログ」
お金を遠ざける人は、出費のたびに「また減った」「もったいない」と感じる。お金に対してネガティブな感情を持ち続けると、潜在意識に「お金は怖いもの・失うもの」というプログラムが刻まれていく。
お金を引き寄せる人は、支払いをするたびに「このお金が誰かの仕事・生活を支えている」という視点で感謝を持つ*
実践法:家計簿アプリに月1回、「今月支払ったお金への感謝」を一行書く。「電気代を払えた=安全な場所で暮らせた」「外食費=誰かと大切な時間を過ごせた」など、お金を使ったことの豊かさを言語化する。
お金を遠ざけてしまう人の3つのパターン
対照的に、お金が遠ざかりやすい人には共通するパターンがある。
① 「いつかのために今を我慢する」癖がある:欠乏感を常に抱えた状態で行動するため、脳はリスクを過大評価し、チャンスを見逃しやすくなる。
② お金の話題を避け、お金に無関心を装う:お金への罪悪感や恥の感覚を持っていると、潜在意識レベルでお金を「近づけたくないもの」として扱い始める。
③ 比較によって「自分は足りない」感を強化し続ける:SNSで他者の成功を見るたびに欠乏感が更新され、RASが「自分に足りないもの」を探し続ける状態になる。
これらは意志の強さの問題ではなく、習慣によって形成された脳の認識パターンだ。だからこそ、習慣を変えることで書き換えられる。
もっと深く学べる!Audibleおすすめ書籍2冊
お金と習慣・マインドセットのテーマをさらに深く学びたい方に、Audibleで聴けるおすすめ書籍を2冊紹介する。通勤・家事・散歩の「ながら時間」に学べるのがオーディオブックの魅力だ。
1冊目|科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方(小森圭太)
本記事の元になった1冊。「引き寄せ」を量子論と脳科学で説明するアプローチは、スピリチュアル系の本が苦手な人にも読みやすい。再生時間は約3時間49分で、通勤数日で聴き終えられる。
こんな人におすすめ:引き寄せの法則に興味があるが、科学的根拠がないと信じられない人。
Audibleで聴く(科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方)
2冊目|ユダヤ人大富豪の教え(本田健)
累計500万部超の日本発ロングセラー。若い日本人がアメリカで出会ったユダヤ人大富豪との対話形式で、「幸せなお金持ちになる17の秘訣」を物語で学ぶ。
「お金は喜んで使われたいと思っている」「好きなことを仕事にした人が最終的に一番稼ぐ」といったメッセージは、単純に見えて深い。物語形式で読みやすく、Kindleで一気読みしやすい一冊だ。
こんな人におすすめ:お金の哲学をストーリーで楽しく学びたい人。お金に対する罪悪感や苦手意識がある人。
Kindleで読む(ユダヤ人大富豪の教え) ※リンクにご自身のアソシエイトID(?tag=あなたのID)を追加してください
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よくある質問
Q. 「豊かさを感じる」習慣をやっても、収入は本当に上がるの?
A. 習慣を変えることで即座に収入が上がるわけではない。ただし、感情状態が変わることで脳のRASが働き、チャンスへの気づきや行動量が増えることは脳科学的に説明できる。収入は習慣の変化に後追いする形で変化することが多い。
Q. 「幸せが先、お金が後」という考えは、努力を否定しているの?
A. 否定していない。行動や努力は必要だが、その質と量が感情状態によって大きく変わる。焦りや欠乏感の中での行動と、満足感の中での行動では、同じ時間でも結果が違う。幸せな状態のほうが創造性・判断力・継続力がすべて高まる。
参考
- 小森圭太『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』(PHP研究所, 2019年)
- Amy Cuddy, “Your Body Language May Shape Who You Are”, TED Talk(2012年)
まとめ
お金を引き寄せる人と遠ざける人の違いは、「幸せになるタイミング」にある。
- 今すでにある豊かさに気づく習慣を持つ
- 身体のルーティンで「豊かな状態」を朝から作る
- お金に感謝する視点で、潜在意識を書き換えていく
これらはすべて、意志力ではなく習慣の問題だ。小さな積み重ねが、脳の認識パターンを変え、引き寄せる現実を変えていく。
今日からできる最初の一歩は「今日すでにあるもの3つを口に出す」だけでいい。