はじめに
ビル・ゲイツは、マイクロソフトの創設者であり、長年にわたり世界で最も影響力のある実業家の一人です。彼の成功の背後には、いくつかの重要な戦略があり、その中でも特に「困難の分割」と「認知的資源の管理」が際立っています。本ブログでは、これらのアプローチがどのように彼の業績に貢献したのかを紹介します。
困難の分割とは？
困難の分割とは複雑な問題を分解して解決する方法です。
例を紹介します。
マイクロソフトがメーカーからソフトを依頼された時に技術的な問題から苦情がありました。メーカーからは怒りも聞かれており、原因の技術を解決することしか問題は収まらないと思いますよね。しかし、ビルゲイツは困難を分割しました。
技術的な問題は苦情から独立した問題だとしました。
苦情は怒りと技術的な問題と分割し、それぞれの怒りに対しての担当者と技術的な問題はエンジニアが全力で解決を図ったようです。
その対応によりこの事態は収束しました。
ビルゲイツは「その問題とこの問題は独立している」と考えていたようです。
課題の分割は非常に抽象的な問題を解決するための糸口としては非常に有効なことであると思われます。
自身の経験でも抽象的な問題に対して分解する視点も近いところがあると感じる経験は多いです。
困難に直面した際に一度心を落ち着けて考えてみるもの良いかと思います。
明日は認知的資源について書いてみようと思います。
